公園の家: another APARTMENT LTD. / アナザーアパートメントが手掛けた家です。

公園の家ー光と緑に溢れた狭小住宅「公園の家」

Emi M Emi M
Google+
Loading admin actions …

日本の「狭小住宅」は今日となっては海外の建築・インテリア誌で特集が組まれたり、「Japanese small style house」と銘打ち写真集が発売されるなど、日本の建築スタイルのひとつとしての地位を確立しつつあります。今回紹介するのもそんな狭小住宅です。アナザーアパートメント株式会社が手がけた素敵な家を見ていきましょう。

敷地ではなく立地を生かすアイデア

周囲を住宅に囲まれた、たった46平米の敷地。この限られたスペースにいかに快適な住まいを建てるかが問題となります。そこでまず建築家が目をつけたのは、道を挟んだ正面にある緑豊かな公園でした。敷地内に自前の庭を造るのは不可能、しかしアイデア次第でこの公園の魅力を住宅の中にまで引き込むことはできます。

大開口部と視線の抜け

1階にはエントランス、収納室、水まわり、2階にはリビングとキッチン、そしてロフトに寝室を配置しました。天井と壁は白で統一し、ライトカラーのフローリングで空間の明るさと広がりを確保。生活の中心となる2階部分は筒状でオープンな設計とし、公園に面した壁一面を窓にしたことで、周囲の風景から切り取られたような公園の景色を眺めることができます。バルコニーの手すりを細く仕上げることで視線の抜けを作ることも忘れてはいけません。狭小住宅では空間そのものの大きさよりも視線が抜ける空間であることの方が重要なのです。

現代の借景

この大開口部からは昼間は光とともに眩しいような緑が、日が暮れれば樹々のシルエットが優しく夕闇に浮かぶでしょう。東京という大都会にいながら、ここでは移り変わる四季折々の自然の美しさをまるで自分の庭を眺めるかのように楽しむことができるのです。

採光の重要性

狭い空間を広く見せる基本的なテクニックは明るくすること。リビングには壁一面の窓に加え天窓も設置しています。更には軽やかなデザインの階段も光を最大限住宅内に引き込む工夫です。壁から薄い板が飛び出したような階段は2階から降り注ぐ光もエントランスからの横の光も遮りません。すると呼吸をするように光が家の隅々にまで広がり、実際の面積よりも広く見えるのです。

時には狭い方が良い

キッチンはミニマルなデザインのシステムキッチンで、あえて使用した黒が空間をきりりと引き締めています。黒は黒でも鏡面仕上げの為、空間の広がりを邪魔していません。寝室はロフトとなっており、心地良い適度な「狭さ」は人間に安心感を与え、ここでは巣ごもりする動物のように深い眠りにつくことが出来るでしょう。

生活に本当に必要なものとは何か

光と自然の美しさをうまく室内へと取り入れ、建築面積27㎡程の限られたサイズとは思えない伸びやかな暮らしをこの住宅は実現させています。広さだけが快適な住宅の条件ではありません。狭小住宅はそんなことを我々に教えてくれているかのようです。もともとは限られた都会のスペースに住宅を建てる為の苦肉の策だったかもしれませんが、今では大きな魅力を生み出しています。限られたスペースで必要なものだけを持つ。無駄をそぎ落とし、人生で本当に大切なものだけを見つめること。ここに住む夫婦はそんな充実した生活をこの「公園の家」で手に入れることができるのではないでしょうか。

【狭小住宅については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 狭小住宅を建てる前に知っておきたい6つのこと   

※ 素敵な空間を持った狭小住宅6選!  

▶homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!◀

募集ページはこちら

狭小住宅について何か感じることはありますか?ぜひコメントを書いて下さい!
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

住宅建設や家のリフォームをお考えですか? ぜひご連絡下さい!

住まいのデザインを見つけよう!