伝統のしつらえと、モダンライフの融合: 吉田建築計画事務所が手掛けたテラス・ベランダです。

日本の伝統建築、伝統的空間

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi

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現代では「高貴なもの」や「特別なもの」になりつつある日本の伝統建築。一昔前では当たり前にあるものでした。しかし今では年々少なくなってきているような気がします。先人の誇りや知恵と技術が詰まった空間は次世代へと継承していかなければならないものです。では、そんな日本の伝統建築や伝統的空間は具体的にどういったものなのでしょうか。今回は日本の伝統的な建築や空間を紹介したいと思います。

伝統構法で建てられた木造建築

外観画像: taichan221が手掛けた家です。
taichan221

外観画像

taichan221

こちらは伝統構法で建てられた木造建築です。愛媛県今治市にある小林建工の大工さんたちひとりひとりが心を込めて創り上げられた伝統建築。木と木を組み合わせ釘などを使わず構造架構「木組み」そのもので家を建てるという伝統的なやり方です。その見た目の美しさはもちらん、耐震強度や耐久性・メンテナンス性など優れた点がいくつもあります。日本の気候や風土・人々に適した家づくりを信念とし、今までも、そしてこれからも引き継いでいかなければならない日本建築の美しさです。

歴史との共生

こちらは東京を拠点に活動する建築設計事務所 山田屋が100年以上もの歴史を持つ蔵屋敷の再生と新築部の住居を手掛けました。歴史との共生というテーマに対し、歴史物に同調しながらも赤い屋根や自然素材の壁、白と黒、瓦と金属など対峙点をつくることで互いの個性を強調させる相乗効果となっています。歴史を感じさせる蔵屋敷の外観と新築部が見事に調和した建物となっています。

民家の大切な特徴

伝統のしつらえと、モダンライフの融合: 吉田建築計画事務所が手掛けたテラス・ベランダです。
吉田建築計画事務所

伝統のしつらえと、モダンライフの融合

吉田建築計画事務所

日本の家の伝統建築になくてはならないもののひとつが縁側です。縁側は昔の和風建築には必ずあったものなのですが、近年の住宅設計ではあまりお目にかかることはないような気がします。そんな縁側や土間、座敷など民家の大切な特徴を残しつつも現代の生活に合わせてリノベーションされたこちらの住宅を、茨城県を拠点に活動する吉田建築計画事務所が手掛けました。この現場で改めて日本の伝統技術の素晴らしさを再認識したと同時に、後継者教育が急務になりつつあることを感じられたそうです。

建物内部から見る景色

日本の伝統建築は建物だけでなく建物から見る景色も重要です。こちらは長崎県を拠点に活動する株式会社アトリエカレラが手掛けた住宅の枯山水の坪庭です。砂の上に散らばる紅葉の赤い葉っぱが映え、美しい情景をつくりだしています。坪庭は小さな空間を生かすために植木や石を配置してつくりだす小宇宙といえるでしょう。縁側から眺めるこのような景色は日本ならではであり、心を穏やかにしてくれる癒しの空間となっています。

京都の町家

こちらは京都を拠点に活動する一級建築士事務所 (有)BOFアーキテクツが手掛けた現代に息づく京都の町家です。築約100年の京都の町家を現代の生活に合わせて再生されました。素材と様式にこだわった外観は、伝統的な京都の街並みを守ることに繋がっています。京町家の特徴として、間口に比べて奧行きが長いため採光や通風を確保するために通り庭や坪庭などがあり、先人たちの知恵が詰め込まれています。

畳のあるリビング

こちらは上記の京町家の内部空間であるリビング部分です。日本固有の文化である畳のあるリビングからは美しい坪庭を眺めることができます。視覚的にも癒され、畳のイ草が醸し出す香りで疲れた体を癒し、心を鎮めてくれることでしょう。何もしなくてもこの空間にいるだけで、五感全てで癒しを感じられる空間となっています。またあえて現代的な素材を取り入れられたことによって一層伝統的な美を感じられます。

日本の伝統的な民家建築

ファサード夜景: 松井建築研究所が手掛けた家です。
松井建築研究所

ファサード夜景

松井建築研究所

こちらは東京を拠点に活動する松井建築研究所が手掛けた、築約100年入母屋造りの瓦屋根を持つこの地方独特の民家です。内部は現代生活に合わせて新しい機能と設備を持ち、その一方で昔からの力強い小屋組を生かした新旧共存の新しい機能空間となっています。また外観はできるだけ当初の姿に戻し、周囲の風景の中に溶け込み続けていくように配慮して設計されました。日本の伝統的な民家建築は、自然と共生し住む人も健康に暮らせるとても優れたエコロジー建築といえるでしょう。

構造材を現わす

再生により構造体を現わしにしたリビング: 株式会社古田建築設計事務所が手掛けたリビングです。
株式会社古田建築設計事務所

再生により構造体を現わしにしたリビング

株式会社古田建築設計事務所

慶応3年以前に建てられた築後150年の古い民家の再生と一部の増築を、兵庫県を拠点に活動する株式会社古田建築設計事務所が手掛けました。こちらはそのリビング部分になります。当初は北向きの暗いダイニングキッチンだった部分を、低い天井を取り払い構造材を現わしにし、大きな吹き抜けとなりトップライトを設けたことでとても明るいリビングとなりました。また構造材が現わしになったことで木材が持つ美しさや重厚感を感じられ、より素敵な空間となっています。

土壁の家

こちらは長野県を拠点に活動する尾日向辰文建築設計事務所が手掛けた、いにしえの民家の魅力と未来の暮らしを結ぶ、伝統構法で造られた土壁の家です。技術的なテーマとして、地元の木材を使って金物に頼らずに組み上げた骨組みに土壁を塗り、下地から仕上げまで天然素材で造ることでした。そうして造られた家は寿命300年と言われており、また土壁は壁の中に空洞ができず、土が呼吸し湿度調整してくれ断熱性にも優れています。

土間という空間

レトロモダンな戸建てリノベーション: 安井正/クラフトサイエンスが手掛けたです。
安井正/クラフトサイエンス

レトロモダンな戸建てリノベーション

安井正/クラフトサイエンス

こちらの素敵な土間がある住宅は、京都を拠点に活動する安井正/クラフトサイエンスが手掛けました。玄関土間にある薪ストーブは小さな吹き抜けを介して、二階にあるLDKまで暖気をゆき渡らしてくれます。家の中でも外でもない土間という空間は、社交の場であったりちょっとした作業場であったりと多用途に使える空間となっています。なくても困るものではないかもしれませんが、こうしたゆとりのある空間が現代の住空間において必要なのかもしれません。

【和の空間については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 鴨居から床の間まで。和室の知っておきたい基礎知識

※ 日本の伝統が生きる和風住宅の魅力まとめ

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