スキップフロアを巧みに活かす住空間!奥行を感じる住まい

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9 FLOORS , 濱田修建築研究所 濱田修建築研究所 オリジナルデザインの キッチン
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空間を区切る事を考えるとき、決まって「壁」というアイテムを用いてしまうのが普通かもしれません。しかし空間を区切るのは壁以外にも区切りの意識を与えることができるのではないでしょうか。例えばスキップフロアで空間を区切ってみると、空間が連続しながらも用途や意識を区切る事ができるのかもしれませんね。今回ご紹介するのは異なるフロアレベルで繋ぐスキップフロアのある住まいです。濱田修建築研究所が手掛けるこちらの住まい、多層となったちょっぴり複雑なスキップフロアですが、それぞれの機能を明確に分けながらも一体的で繋がりと奥行を感じられる住宅プランです。モノトーンのインテリアとシンプルな素材でモダンな住空間が広がります。

山並みを望むロケーションに

敷地があるのは富山県南砺市、山並みを望む自然豊かなロケーションです。周辺には瓦屋根の建物が多く立ち並び何処か懐かしい日本の風景を感じられる環境。周辺に馴染むように切妻屋根にブラックカラーでまとめられた本住宅外観は、何ら違和感を感じることなく調和しています。

写真:内山 昭一

開放感を作る異なるフロア

室内に踏み込むとホワイトベースにブラックカラーが効いたモノトーンに異なるフロアが何層にも重なるモダンなインテリア。外観からするとインパクトのある意外性に。屋根勾配の高い天井は開放感も感じることができます。階段から踊り場のような、バルコニーのようなスペースに建つと階層で分断されながらもワンルームに収まるような空間は連続性のある住空間。階層によって色分けされたスッキリとした手摺フレーム、インダストリアルな雰囲気も感じられます。

写真:内山 昭一

一体と分離が可能なスキップフロア

ゆったりと大きなソファが置かれた広いリビングスペース。間口の大きな開口から自然光が差し込む気持ちのいい空間です。リビングスペースに隣接するキッチンや廊下、少しづつ高さを変えた数層のスキップフロアで連続した空間に。一体感を保ちながら、異なるフロアレベルと視線の違いが緩やかな距離感と空間の機能をしっかりと分離。程よい距離感が心地のいいスペースです。

写真:内山 昭一

キッチンから眺めるちょっぴり複雑な住空間

どのフロアからも別のフロアをいくつか望むことができますが、ひょっとしたらキッチンスペースから見通す住空間は各層が見通せる眺め。家事をしながら家族の様子が把握できる、そんな目線かもしれません。それぞれの階層に差し込む光が真っ白な内装に拡散され、均等な明るさと奥行の感じられる住空間です。

写真:内山 昭一

異なるフロアと繋がりを楽しむ

上階から見下ろすと、ちょっぴりスタイリッシュなバーのようなキッチンが見通せます。各層のフロア素材にも変化を持たせたデザインに。踊り場には下階が見通せるメッシュのような素材で空間をより開放的に感じることができます。数層のスキップフロアは複雑ながらも、数段の短い階段によって軽やかに、緩やかな住空間移動が可能です。

�写真:内山 昭一

【スキップフロアについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ スキップフロアの知っておきたいメリット・デメリットまとめ 

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