北烏山の住宅: 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelierが手掛けた家です。

時間と空間の境界が交差する家

JUTO JUTO

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日常と非日常の出来事によって空間を使い分ける「ハレとケ」は、今日では曖昧になってきた習慣ですが、この小さな住宅はそんな世界観に通じるような時間軸と空間軸が交じり合うユニークな家なんです。季節や使われ方によって繋いだり区切ったりできるフレキシブルかつ明確な境界を持つこのコンパクトな家、建築家の水石氏が主宰する水石浩太建築設計室が手がけました。

地域との関係性を育む空間構成

密集した住宅地の角地に建っているので、比較的開放的な場所であるのと同時にプライバシーが確保しにくい点もあります。そのため近隣住宅と接する北西に奥まった「ウチ・スペース」、道路に面した南東に「ソト・スペース」を配置し、空間機能を明確に分けています。外部からの視線を特に気にせず、流動的で開放的な空間を配置することで、逆にかかわり合いを生み出せるような手法をとっています。大小の窓が多く設置されたグレーの外観は、ランドマーク的で親しみやすい雰囲気を街路に向けています。

ユニークな玄関先はとっても開放的

エントランスには外階段を半階上がってアプローチします。建物内に組み込まれたポーチからコンクリートの土間で続く玄関口は、天井までの引き戸を開けると一体感のある不思議な空間になります。そしてすぐ奥には洗面室や浴室などの水廻り空間が続く非常に斬新な間取りでちょっとびっくりしますよね。

玄関を入るとすぐお風呂!

ただ道路や近隣住宅との間に半外空間とも言えるバッファーゾーンを設けているので、非常にプライベート性の強い水廻り空間でもプライバシーはあまり気にならないのかもしれません。オペークガラスの引き戸によって視線は遮断されますが、柔らかい光や外部の移ろいは入り込む曖昧な境界になり、変化する様子を楽しめそうですね。面積の限られたコンパクトな住宅ですが、ゆとりのある空間作りによって日常生活も豊かになりますね。この浴室と洗面室の床も玄関口と同じレベルで統一し、広がりを感じさせる明るくモダンな水廻り空間です。

ソト・スペースの使い道

道路面より半階高くなっている土間仕上げのウィンターガーデン的なこの空間、浴室の脇に設置されています。日の光がサンサンと注ぎ込む内外領域を繋ぐこの場所は一体どのように使われるのでしょう。雨の日は洗濯物を干したり、また通りを行く近所の人たちとの交流の場としても機能するのかもしれません。本棚が置いてあるので、のんびりと本を読んで過ごすのも気持ち良さそうですね。可能性を多様に秘めた場所が余白のように設けられたユニークな家、とても面積が限られた小さな住宅とは思えませんね。

こんなに楽しい階段室

南東の角の階段室に収納とデコレーションを兼ねた棚を設置しています。様々な大きさと高さに設けられた窓からの光や景色と共に移動目的の階段室を楽しい場所として演出し、同時に限られた空間を有効に利用しています。それぞれのエレメントのポジションが計算つくされた賢いアイデア、是非取り入れたいですね。

田の字プランを応用した計画

主要生活空間の収まった最上階です。実はこの家、各階に門型のフレームが十字に走り、引き戸の開閉によって空間が繋がったり仕切られたりするフレキシブルな構成をとっています。前述の「ウチ・スペース」に当たる住人が生活するに当たって必要な機能を果たす空間が「ソト・スペース」という半分外のような曖昧な空間によって守られるような配置です。このように引き戸を全開すれば一体化した空間が生まれます。

自然を感じられる広がりのある空間

普段はくつろぎの場として利用される外部に面した「ソト・スペース」は、戸を閉めれば客室として対応できますね。また大人数でホームパーティーを開いても問題ないくらい開放的なワンルームになるのでまさに「ハレ」の日でも対応できるフレキシブルな住宅と言えるでしょう。勾配のある高い天井にはトップライトを設置し、壁に設置された窓とは異なる光や景色を取り込むことで、季節の移ろいを感じたり、室内に映し出される陰影を楽しんだりと密集した住宅地においても自然を感じられる家、是非参考にしたいですよね。

半地下でも居住性ばっちり!

半地下は寝室を「ウチ・スペース」として配置し、その周囲をクロゼットや書斎スペースで囲っています。アクセントとなったコンクリートの壁や小さめの高窓が落ち着いた雰囲気を醸し出し、引き戸を閉めれば、さらにこじんまりとした心地良いベッドルームが生まれます。その日の気分や環境に合わせて、または非日常的な出来事を日常生活に添えることで空間を変化させられる多様な住まい方が可能なコンパクトな住宅、皆さんの住まいづくりのヒントになりましたか?

大胆なお風呂の配置など斬新なアイデアがいっぱいな家、皆さんの感想を聞かせてください。
FingerHaus GmbHが手掛けたプレハブ住宅

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