独特でめったにないユニークな家10選

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
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「ユニーク」という言葉。日本の日常語では「独特な」という意味合いで使われることが多いですが、ラテン語で1(one)を意味するunusが語源のユニークは「唯一の」といった意味があります。同じようなものがあまり見られないさまであったり、めったにないさまであること。それは個性的であり、好き嫌いが分かれるものだと思います。今回はそんな本来の意味と日本で使われる意味を合わせ持った、ユニークな住宅を紹介したいと思います。

景観に馴染むユニークな形

こちらはイギリス・ウェールズの小さな村にあるアートセンターにつくられたイベント・スペースです。東京を拠点に活動するTONO MIRAI ARCHITECTS (遠野未来建築事務所)が手掛けました。持続可能性というテーマに対し、地元の土と藁のブロックを使い景観と一体になった半地下の土と藁のユニークな建物となっています。天と地を結ぶようにらせんを描く土の壁が芝の広がる丘の中に設置され、外観は地元の土と石灰を塗った地形と一体になっています。ユニークな建物はユニークであるがゆえに周りの景観と馴染みにくいものです。しかし地元の土や地形と一体になっていることで不思議と違和感を感じない建物となっています。

Photo: takeshi noguchi (C)THE BLEDDFA CENTRE  

形には意味がある

こちらのユニークなファサードをもつ住宅は島根県を拠点に活動する白根博紀建築設計事務所が手掛けました。西側には河川、高等学校のグランドがあります。この敷地の魅力は障害物のない開かれた西側の空間にあり、プライバシーを確保しながら開放感を感じることができる環境があることです。そんな西側の幾何学的なファサードは、水辺に背を向けずむしろ水辺を正面とし意識し、西日対策のコンクリートフレームとガラスによって構成されています。ユニークな形はただ単にユニークなだけでなく、どうしてそうなったかという理由がそこにはあります。

形が見えない家

ただの道のブロック塀に見えるこちらの写真。実は住宅になっています。イギリスの建築家JACK WOOLLEYが手掛けました。廃棄されたワークショップの空間を生活する空間へと再構築されたのです。19世紀の壁をぬけるとそこには現代の空間が存在しています。まるで秘密基地のようなワクワク感を家に帰るたび感じさせてくれる、独特であまり類をみない住宅となっています。

自然を感じるユニークな家

こちらは沖縄県を拠点に活動するATELIER NEROが手掛けた住宅です。南の風を高い所から取り込めるよう、地面をめくり上げたような緑化した屋根、外廻りはアルミサッシとガラスで覆い集落の風景や人、空や緑を身近に感じて暮らせるようになっています。琉球石灰岩の石段を上ると自分たちが暮らす街の風景を見渡せ、風を感じ、自然を感じることができるでしょう。それはきっと暮らしていくうちに忘れていく大切なことを思い出させてくれます。

大きくユニークな屋根

こちらは愛知県を拠点に活動するTSC ARCHITECTSが手掛けた住宅です。大きな屋根が折り紙のように折り曲がり、家を守ってくれています。こちらもユニークで独創的な形の建物ですが、家の高さや屋根の色が廻りの住宅の屋根と同系色のものであるため変に浮かず、周囲に溶け込んだ住宅となっています。

マイナス要素をプラスに変える

長い坂道に沿って建つこちらの住宅は大阪を拠点に活動する一級建築士事務所ROOTEが手掛けました。敷地は北下りの傾斜地で高低差が南北に4m、東西方向にも1m程度あります。また南北に長い三角形に近い形状となっているため平面的にも断面的にも変形しています。そんな厳しい条件の中、変形地ということを逆手にとり地形を活かすことでこの敷地しか実現し得ない、まさに唯一のユニークな住宅が完成されました。マイナスをプラスに変えることでユニークな空間となるのかもしれません。

木々と共に生きる家

こちらは兵庫県を拠点に活動するATELIER FISHが手掛けた住宅です。敷地は前面道路から30度近い上り勾配の旗竿敷地となっています。その旗の部分には見事に紅葉する大木が2本と常緑の木が1本あり、その周りには手つかずの林があります。そこに建つこちらの住宅は敷地の勾配に合わせて5つのレベルを持った木造2階建てとなっています。ぱっと見ただけでは2階建てだとわかりませんね。また家は周りにある木々たちと同じようにゆっくりと変化していくのでしょう。それは長い年月をかけて気づくものかもしれません。

13本の梁

閑静な住宅街の一角に建つこちらのコンパクトな住まいを群馬県を拠点に活動するKAZ建築研究室が手掛けました。クライアントさんのライフスタイルがあまりにも個性的で、それに負けないくらい個性的な住宅を設計されたそうです。そんな住宅の特徴である南側に張り出した13本の梁は夏場はグリーンカーテンになり、道路からの視線を和らげる緩衝材の役目にもなっています。またその梁の両側をハシゴにもすることで芝生の屋根にも上ることができ、スローライフを楽しむことができます。

美術館のような住宅

こちらは三重県を拠点に活動する近藤博史建築設計事務所が手掛けた、まるで美術館のような住宅です。今までのと比べるとユニークさに欠けるんじゃないかと思われるかもしれません。しかしこちらは、住宅ではあまり見ることのない360度全てがガラス張りになっています。360度ガラス張りにすることで自然全てが内装として一体に感じられ、されにリビングでは海に浮いてるような錯覚を引き起こします。カーテンを必要としない唯一の空間がここにはあります。

その土地ならではの工夫

最後に紹介するのは新潟県十日町市・津南町で開催される国際アートイベントにおいて、オーストラリアから来日したアーティストが滞在して製作を行うためのギャラリー兼ゲストハウスです。東京を拠点に活動する山本想太郎設計アトリエが手掛けました。静かな山奥に建ち、豪雪にも耐えるシンプルで力強いユニークな形態となっています。また屋根が急勾配になっていることで雪が自然に落ちるようになっていたり、南側の列柱に雪囲いが設置できたりとその土地ならではの工夫が施されています。

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FingerHaus GmbHが手掛けた家

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