外観はラスティックで無骨なログハウス、内部は洗練された家具を中心にコーディネートしたモダンなインテリア。ありそうでなかったこの絶妙なミックススタイル、新たな人気スタイルとなる予感です… !
さっそく見ていきましょう!
太い丸太をそのまま重ねたような外壁が迫力満点。大きな三角屋根は素朴な色味の瓦でラスティック&カントリーに、屋根から伸びた煙突も相まって、森の中が似合う正統派のログハウスに見えます。しかし屋根下の大きな開口部やモノトーンのエントランスが、ログハウスならではの無骨な雰囲気をモダンに昇華させています。
室内を見てみましょう。外観同様に荒々しい丸太が壁や梁に使用されたインパクトのある空間です。木材そのままの色と質感を生かしてよりナチュラルでラスティックな雰囲気に。床は研磨された光沢のあるコンクリートです。ナチュラルな丸太と暗い色のコンクリート、この二つが高いコントラストを作り、空間を一気にモダンな印象に変えています。コンクリートの色は暗くても光沢によって室内の明るさを維持しています。
家はすべての方角に開口部が取られ、自然光をたっぷり取り入れています。奥に見えるのは、壁やドアの代わりにガラスのスライドドアで仕切った第二のリビングルーム。こうすることで外部からの光をより室内深部まで届けることができ、同時に視覚的な広がりも叶えます。
こちらの住宅のすべての窓とサッシは、専門家Kneer GmbHが担当しています。
オープンプランのLDKは吹抜けと豊富に取られた開口部がとても開放的で心地の良い空間です。木材に囲まれた空間に合わせたのは、どれもモダンなデザインの家具ばかり。ギャップのある要素同士を組み合わせるミックススタイルは難易度が高いですが、成功すればこんなに魅力的!
こちらは読書をしたりコーヒー片手に景色を眺めてぼんやりするのに最適なスペース。脚付きのビーンバッグとオットマンでゆったり寛ぐことができます。サンド仕上げの木材によく合うマルチカラーのラグがリラックス感を高めます。
最後は正面外観の夜景。窓からこぼれる照明の光が家庭的な温もりを醸し出しています。
ログハウスなのだから木材の家具だけを使うべき、ログハウスなのだからラスティックなインテリアにすべき… そんな思い込みは捨てて、自分らしいセンスを織り込んだミックススタイルをもっと楽しみましょう!その魅力はこの住宅が証明してくれたはずです。