広縁: ろく設計室が手掛けた窓です。

濡れ縁?くれ縁?今人気の縁側を徹底解説!

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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濡れ縁やくれ縁など、近年の縁側の人気の高まりもあり、その種類の違いや特徴をご存知の方も多いと思います。しかし、屋外とも室内とも言える縁側の曖昧な空間には他にも色々な種類や呼び方があります。そこで今回は、濡れ縁といった縁側の種類やそれらの特徴を実例とともに紹介していきたいと思います。また、一見ウッドデッキと同じように見えることから、縁側とウッドデッキの違いが分かりづらいですので、その違いについても見ていきたいと思います。

濡れ縁

濡れ縁とは、縁側部分が建物の外側に設置されるタイプのことで、雨によって濡れることから「濡れ縁」と呼ばれています。常に雨や風にさらされることとなるので、水に強い素材が使われたり、板と板の間に隙間をあけて水はけをよくするなどの工夫が見られます。また、濡れ縁だけでなく、他の種類の縁側にも共通することですが、以前は「縁側」のことを単純に「縁」と呼んでいたことから、最後に「縁」だけが付くという言い方となっています。濡れ縁も「外縁」という言い方もされることもあります。

くれ縁

くれ縁とは、雨戸などの内側にある縁側のことで、外側の戸を開け閉めすることで、縁側が雨に濡れないようにしたり心地いい風や光を縁側で楽しんだりと、外部とのつながり方を調整できるタイプとなります。こちらの住まいのように、晴れの日でも雨の日でも天気に左右されず、くれ縁から庭の草木を楽しむこともできるでしょう。また、建物の内側の縁側であることから、「内縁」と呼ばれることもあります。

広縁

くれ縁の幅が特に広いものを「広縁」といい、側柱と入側柱の間に設けられることから「入側縁」とも呼ばれます。幅が広く大きな空間となることから、家具を置いて1つの部屋のように利用することもできます。あるいは、こちらの住まいのように、1間幅の広縁と1.2mの庇によって、夏の高度の高い強い日差しを遮り室内を快適にすると同時に、冬の高度の低い日差しを取り込み室内で日向ぼっこをできるような暖かさをもたらしてくれます。

落ち縁

建物の外部となる濡れ縁の中でも、室内の床よりも一段低く設置されるものを「落ち縁」と言います。室内と縁側の間の戸を開放しても雨水や砂汚れなどが縁側の床をつたって室内に入ってくる心配もありませんし、室内の床よりも一段低くなることで、目線が低く屋外に近づき、他の縁側のタイプとは違った印象となります。こちらの住まいでも、家族とともに育った1本のけやきの木に寄り添うように縁側が設けられ、さらにそこが一段下がることでより親近感を感じられるような場となっています。

切れ目縁

建物の内部となるくれ縁などは、床の木板が建物、あるいは敷居に対して平行に張られますが、濡れ縁には敷居に対して板が直角に張られることが多く見られます。これを「切れ目縁」と言って、木板の木口面が外側に見えることになります。その他にも、竹で作られる「竹縁」や、簀の子のように隙間をあける「簀の子縁」など、様々な種類の縁側があります。そうした様々な縁側の見て知っていき、建築家としっかりと話し合いながら、より良い縁側を作っていきましょう!

濡れ縁とウッドデッキとの違い

縁側の中でも濡れ縁は、ウッドデッキと見た目がほぼ同じことからその違いが分かりづらいことがあります。なかなかその違いを言い切ることは難しいですが、和風や洋風の違いや、大きさの違いだけでなく、軒に覆われているのが濡れ縁で、そうでないのがウッドデッキという違いもあります。また、濡れ縁には建物に打ち付けるタイプとベンチのように持ち運びができるタイプもありますが、ウッドデッキは建物とは独立して設置されます。こうした違いも大切ですが、使い方や建物と調和するデザインをしっかりと考えて縁側やウッドデッキを作っていきましょう!

和の空間については、こちらの記事でも紹介しています。

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