小屋: 長井建築設計室が手掛けたガレージです。

広い玄関のレイアウトまとめ

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
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広い玄関は家の出入り口であり、靴を脱ぐ文化圏においては靴置き場という役割をもっています。住む人にとって玄関は仕事や学校という全ての「活動」と「暮らし」の切り替え地点であり、来客にとってはその家の「第一印象」を測る大変重要なその家の顔なのです。そこで今回はそんな広い玄関を広く取った間取りで違った種類の魅力や機能を生み出しているレイアウトをご紹介します。

「ただいま」の声が居室で感じられる広い玄関

こちらの広い玄関に大きく表れた円弧状の形は来訪する人々をあたたかく包み迎え入れ、地域とのオープンな繋がりを円滑にしてくれます。こちらの住宅は茨城県の建築事務所 FCD が手掛けたものです。ダイレクトに他の空間との密接な繋がりを作ることで広い土間玄関は単なる靴脱ぎ場ではなく、生活の中心の場となります。まるでカフェのような間口でお出迎えされるこの造りは、小上がりの上にあるリビングやキッチンにいながらにして家族の動きを感じることが出来るレイアウトになっています。

家族同士の物語を紡ぐ玄関

この写真の住宅は兵庫県を拠点に活躍する 一級建築士事務所 HAUS のプロジェクト「HAUS-TURF」の玄関です。先に取り上げたFCDのプロジェクトは近隣とのコミュニケーションを重視したものですが、こちらはコンパクトにまとめることにより家族との繋がりを濃くもったデザインといえるでしょう。靴を脱ぎながら学校から帰って来た子供の「ただいま!」の声から始まる、ダイニングキッチンでの親子の柔らかな会話、サイドに配された大きな黒板での文字としての家族のコミュニケーション、それらを想像するだけでほのぼの出来る空間デザインです。

家族の一番の共通スペース

こちらは横浜に事務所を構える OFFICE. NENO1365 の手掛けた山梨県小淵沢の住宅です。こちらも広い玄関は、他県から移住して来た建主と地域の人とのコミュニケーションの場として設けられました。さらに「家族との何気ない会話」の場としても、この広い玄関は活躍してくれます。朝のどたばたしている時間の中でも、このようなゆとりのあるベンチスペースで出発前の身支度をすれば、狭い所で他の家族にイライラすることもなく、みんなの会話で溢れた朝を過ごせますね。

土間という広い玄関

この写真は滋賀県の建築家 ALTS DESIGN OFFICE が手掛けた、木造2階建ての住宅の土間玄関です。まず入った人の目に飛び込むのは広々とした空間。土間は古くから日本文化の中で玄関であり、物置であり、作業場であり、来客とのコミュニケーションの場でもある大変汎用性の高い機能をもった空間として親しまれてきました。その機能をフルに活かし、現代風に昇華されたなんとも心地よい空間がデザインされています。

趣味が光る収納

こちらは愛知県を活動拠点とする 長井建築設計室 が手掛けた愛知県今治市に建つ家の玄関です。外と中の繋がりが曖昧でもある玄関にこんなスペースがあれば、アウトドアの趣味に必ずつきまとう、寒い日に屋外やガレージにわざわざ出てメンテナンスをするという煩わしさからも開放してくれます。家を出る際に自転車がそこにあれば、せっかく購入した自転車が今は家のインテリアに… なんてこととは無縁になるでしょう。

正統派、広い玄関

広い玄関というものは、人々に屋内に到着したという安心感のような感覚を与えます。例えば旅館。その様な、まるでモダンな旅館やホテルかと錯覚してしまいそうなデザインを設計されたのは、愛媛県の 高岡建築研究室。正統派、和のお出迎えの意思を持ちつつモダンにまとまった空間で、到着したその時から私たちを癒してくれます。

家の中の使い方を大きく分断するエントランス

ホテルのような入口の繋がりで、こちらはイギリスのインテリアデザイナー・デコレーターの EMMA HOOTON LTD のプロジェクトです。インテリアコーディネートを主とする彼女ならではの洗練された什器選びは、来客を魅了してくれます。玄関のお手本レイアウトとしてこの写真を参考にした家造りをすれば、お客さん全員が憧れるような家をデザインできること間違いなしです。かなり贅沢なスペースの使い方になりますが、広い玄関エントランスを設ければ空間の繋ぎ方次第でプライベートと来客動線を完全に分けて、来客に対して極上のおもてなしの空間を作るとともに、プライバシーもしっかり保護出来ます。

奥行きと縦への伸びをもった玄関

東京を拠点に活動する 平野智司計画工房 の手掛けた、立地上間口が狭く奥に長く伸びる形状をした4階建ての住宅です。奥行と縦に広い空間にすることで家に入った瞬間、家を貫く光の階段が目に入るというおもしろい構造です。奥へと伸びる靴脱ぎ場までの廊下の長さを活かしたワイドの大きな姿見と、ガレージの見えるガラス張りのFIX窓の存在が奥へと細い玄関というイメージを開放感のあるものにしています。

中庭と玄関

都内を中心に建築の設計施工会社 TERAJIMA ARCHITECTS の手掛けたのがこの注文住宅。入った目の前に中庭を望むそこには光が差し込み、時間ごと季節ごとの移り変わりを楽しむことが出来る空間が広がります。もちろん靴脱ぎ場の幅としても広いこの玄関ですが、さらに中庭・ガラスという要素を共有することで、結果的に開放的な癒しのスペースへとランクアップさせています。

多目的な空間

この大きな階段をもった住宅はTV出演暦もある京都の建築家 豊田空間デザイン室 豊田悟氏の自邸。幅2700という贅沢なボリュームをもったこの大階段ですが、この住宅の全体としては決して大きい広さを持っているわけではありません。豊田氏いわくこの住宅には玄関というものが存在しないそうです。確かに長く伸びた腰掛けは縁側であり、物を飾れば大階段はギャラリーにもなります。そもそもの階段としての動線でもあるこの空間は、ステレオタイプの玄関という言葉ではくくりきれない空間と呼べるかもしれません。

広い玄関をもつ空間はいかかでしたか?ご感想お待ちしています!
FingerHaus GmbHが手掛けた家

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