コンパクトでおしゃれなベルギーの家！

庭側外観です。まず建築家がリノベしたのは窓。窓を拡張してより光を室内へ取り込み、同時に小さなバルコニーと階段で庭への接続を強化しました。次に屋根を一新し、そして外壁をクールな印象のグレーに塗装しました。両隣の建物と比べるとその差は歴然。とてもモダンな装いとなりました。

こちらは一階のLDKです。真っ白な壁と天井が光を最大限に拡散します。フローリングや木製家具はやや白みがかったソフトな色味のものを選んで優しげに。太い窓枠と共通する黒をところどころ取り入れて、インテリアを引き締まった印象にしています。部屋の幅は少し狭いですが高い天井によって開放感を感じることができます。

ソファのあるリビングエリアがこちら。一階は仕切りのないオープンプランですが、奥まったこのスペースのみ壁と天井を印象的なブルーで塗装することで、ゾーニングと特別な空間としての演出を叶えています。天井高を低く抑えたのもポイント。巣ごもりするように心から落ち着くことができそうなスペースです。

エントランスはモノトーンのグラフィカルなパターンがとてもクール。床を変えるだけでクラシカルなデザインのドアや階段で構成されたスペースも一気にモダンに見えます。強い印象のパターンをインテリアに使用するときは、こちらのようにモノトーンにするかペールトーンなどソフトな色調を選ぶと失敗しません。

こちらの住宅にはふたつの小さなテラスがあります。木製のラスティックなテラスと、フラットな屋根を利用して造られた屋上緑化テラスです。フレッシュな見た目と空気でテラスで過ごす時間を心地良く演出。都市部の住環境でも、まるで芝生の広い庭に囲まれているような気持ち良さを提供します。