KAWARA: 宝角建築アトリエが手掛けた庭です。

犬走りは必要?その意味と役割

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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犬走りという言葉を聞いたことがあるでしょうか?家の中の高い場所などに設置されるキャットウォークとは異なり、また違った意味と役割を持っています。雨が多い日本では古くから住まいに用いられ、重要な役割を果たしてきています。そこで今回は、犬走りの意味とそれが果たす役割について紹介していきたいと思います。また、最近ではそれを持たない家もありますので、その必要性についても見ていきたいと思います。

犬走りとは?

犬走りとは、石や砂利やコンクリートなどでつくられる、外壁から外側に向けて建物を囲む細い外構部分を指します。犬が通るような細い幅で作られてきたことから、このような名前になったそうです。日本では古くから住まいだけでなく、お城の垣と堀の間のことを意味するなど、時代とともに少しずつ意味を変化させてきました。

犬走りの役割

今では屋根に雨樋があることが当たり前ですが、昔の日本の住まいにはその雨樋がまだない時代もありました。つまり雨が降ると、屋根の軒先から落ちる雨水が土の地面に跳ね返り、建物の外壁や基礎部分を汚すことになりました。そこで、石や砂利で犬走りを建物の周囲に設けることで、外壁などが泥水で汚れることを防いできました。

玉砂利の犬走り

犬走りの素材としては、三和土や石などが見られますが、玉砂利を用いている住まいも多く見受けられます。その大きなメリットは防犯性です。玉砂利の上を歩くと、「じゃりじゃり」という音が出てしまうので、泥棒としても歩きたくない場所となります。また、最近では通常のものよりも大きな音が出る防犯用の砂利もあるので、住まいをより安全にしていきたい方にはおすすめです。

タイルでも

犬走りの役割は、雨の跳ね返りを防ぐことなので、当然タイルで作ることも可能です。他の素材に比べてタイルが魅力的な点は、その豊富な色やデザインです。また、砂利とは違い、その上を歩きやすいことも利点となります。こちらの住まいでは、室内と屋外をつなぎ、タイルで外側を仕上げることで、外観の色合いや素材感と合わせるとともに、屋内外に出入りしやすいつながりをもたらしています。

DIYも可能

先で述べたように、犬走りの役割は泥はねを防ぐことであり、構造的な関わりはないことから、DIYでも作ることが可能です。そうすることで、プロに頼む場合よりも大幅にコストを抑えることができます。もちろん、素人がきれいに仕上げるには大変な素材もあるので、出来栄えや手間などを考慮しながら計画していきましょう。

犬走りは本当に必要?

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犬走りが本当に必要なのかどうかという声をよく聞きます。その昔、日本の建物の基礎部分は木材であったので、泥が跳ねてそこが汚れてしまうと構造的に具合が悪かったので、建物にとって必要なものでした。しかし、現在では基礎はコンクリートでつくられ、また外壁の水や汚れに対する性能も昔に比べると遥かに高くなっています。そのため、絶対に必要なものではなくなってきています。しかし、建物周りの見栄えや歩行のしやすさ、あるいは防犯対策など、その他にも様々なメリットを家にもたらし、住まいの快適性を高めてくれる部分でもあります。そうした犬走りの種類だけでなく、設置の有無についても、建築家と相談しながら、住まいに合った家周りとしてみて下さい!

【建物の外側については、こちらの記事でも紹介しています】

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