上がり框とは?知っておきたいその意味と役割 | homify

上がり框とは?知っておきたいその意味と役割

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
東池尻の民家 小河原建築設計事務所
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上がり框という言葉をご存知でしょうか?実は日本のほとんどの住宅の玄関に見られるもののことです。「あがりかまち」という読み方をしますが、靴を脱いで室内に入っていく日本の家にとって、とても重要な役割を果たしてくれます。そこで今回は、是非知っておきたい上がり框(あがりかまち/ 上がりかまち)の意味と役割について紹介していきたいと思います。住まいの印象を決める重要な入口である玄関ですので、その様々なかたちについても見ていきましょう。

上がり框(あがりかまち/上がりかまち)の意味

上がり框(あがりかまち/上がりかまち)とは、靴を脱いで跨ぐ玄関の段差の上端に水平に取り付けられる横木のことを言います。玄関を開けると、最初に見えてくる部分であること、また家の出入りの時に必ず踏む部分であることから、その見栄えだけでなく、しっかりとした耐久性のある素材が求められます。上がり框にこだわって、この部分だけ高級で高品質な木材を用いる方も多いですし、木材以外でも大理石などの石材を取り入れる方もいらっしゃいます。

写真:エトウゴウ建築設計室


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住まいの顔となる部分

上がり框(あがりかまち/上がりかまち)は、玄関の段差の上の床の仕上げ材の端部を隠し、住まいの顔となる玄関をきれいに見せるという役割も果たしています。また、靴を脱いで最初に肌に触れる重要な部分でもありますが、真っすぐな玄関の段差をイメージされる方も多いと思います。しかし、こちらの住まいのように、家の柱や梁の直線的なデザインに対して、柔らかな曲線を描く上がり框で、家に入ってくる人をやさしく迎える雰囲気をつくり出すこともできます。


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式台との組み合わせ

玄関の段差の高さは時に30cm以上となることもあるので、通常の階段の段差よりも高くなります。そうした高さのある段差となると、座ることは楽になりますが、上り下りするには少し苦労する方もいらっしゃいます。そんな時は、式台(しきだい)、あるいは沓脱ぎ石(くつぬぎいし)とも言いますが、それは玄関の出入りを楽にしてくれますし、玄関を飾る1つのアイテムとしての役割も担ってくれそうです。


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 パティオって何?その種類と魅力!

伝統ある品格が生まれる

玄関土間から新しいリビングをみる (株)独楽蔵 KOMAGURA オリジナルスタイルの 玄関&廊下&階段
(株)独楽蔵 KOMAGURA

玄関土間から新しいリビングをみる

(株)独楽蔵 KOMAGURA

こちらは築100年の古民家をリノベーションした住まいの玄関。少々高い昔ながらの名残を残した玄関の段差にはあたらしい式台(しきだい)が設けられています。式台があると、利便性だけでなく玄関の雰囲気が一気に変わり、品格が生まれます。無垢の和風式台や框は風格高い無垢板などでつくると伝統美の演出ができ家全体の印象を美しくしてくれます。

上がり框(あがりかまち/上がりかまち)と付け框 (つけかまち・つけがまち)

玄関についてもう1つ知っておきたい部分として付け框があります。付け框は、玄関の段差の下となる土間とその周りの壁の仕上げ材の見切り材となる部分です。上がり框と同じ素材が用いられ、化粧材となることから厚みも上がり框よりも薄くなります。小さな部分ですが玄関を飾る上でとても大事な部分なので、こちらの住まいのように、上がり框にケヤキの1枚板を用いて、同時に付け框が玄関を回りながら包むことで、とてもまとまりのある空間に仕上げられています。

所有していたサクラでつくる框

所有していたサクラの板の上がり框 前田敦計画工房 モダンスタイルの 玄関&廊下&階段
前田敦計画工房

所有していたサクラの板の上がり框

前田敦計画工房

こちらは所有していたサクラの板の上がり框を配置した住まいの玄関です。近年は純和風な家屋が少なくなってきたこともあり、伝統的な式台や框を設置する住まいも減ってきましたが、このように家族にとって思い入れある木で制作された框は、家の中で一番に人を迎える場所である玄関の顔として相応しいのではないでしょうか。


【玄関については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 玄関づくりで押さえておきたい6つのポイント

コミュニケーションの場

玄関 - Entrance office.neno1365 モダンデザインの 多目的室 木 木目調
office.neno1365

玄関 – Entrance

office.neno1365

玄関の段差をうまく座りやすい高さに調整することで、玄関をちょっとしたコミュニケーションの場とすることができます。あるいは、こちらの住まいのように、玄関にベンチを設けることで、家の中に上がることなく気軽に地域の人たちとコミュニケーションができる場所としてもいいでしょう。また、土間で日曜大工やガーデニングなどの趣味している時の休憩場所としてなど、様々な場面で色々な役割を果たしてくれそうです。

写真:design office neno1365

バリアフリーの玄関

高齢化により、近年バリアフリーの住まいが増えていますが、玄関も段差を小さくすることによりバリアフリー化がなされてきています。段差がわずか数cmのものもあり、上がり框もない場合もあります。建築家と話し合う時は、将来も含めた家族のライフスタイルのイメージをきちんと共有していき、使いやすく思い描く住まいの顔としていきましょう!


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