茶屋が坂の家: 近藤哲雄建築設計事務所が手掛けたリビングです。

家族を繋げるモダンな空間「茶屋ヶ坂の家」

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今回紹介するのは、建築事務所「SANAA」に勤め、現在は自身の事務所を構える建築家、近藤哲雄の建物。彼は2010年にイタリアで開催された「ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展」に参加するなど国際的に活躍する若手建築家の1人です。そんな彼は個性的な住宅の建築を手がけました。

印象的な外観

名古屋の住宅街、茶屋ヶ坂を歩いていると、印象的な建物を見つけるでしょう。それは近藤哲雄による住宅「茶屋ヶ坂の家」。通りからは巨大な箱が積み重なったような建物が見えます。その積み重なりは規則的ではなく、場所によっては突き出ているような不規則なもの。ただし1つ1つの箱はとてもシンプルな作りとなっており、窓以外に大きな特徴を見つけることはできないでしょう。そんなシンプルなものを特別なものにしているのは、その構成や組み合わせ。それは本住宅に様々な効果をもたらしています。

部屋と部屋の繋がり

建物内部はあるのは入り組んだ空間。ただしそれは部屋と部屋との組み合わせから生まれています。部屋の空間が重なり合う箇所は壁が取り払われており、空間は一つに繋がっています。そのため本住宅はワンルームともいえるかもしれません。こうした空間の繋がりは建物の設計を依頼した施主の要望によるもの。住宅には夫婦と子供の家族4人が住むことになります。ただし夫婦は共に働いているため、家族で過ごせる時間は限られてしまいます。そこで家族の繋がりを感じられるように、壁や天井で隔てることのないワンルームにしたのです。

魅力的なワンルーム

ワンルームは家族の繋がりを感じられるため建てられることが多い家。ですが壁の無い空間はその使用法を狭め、その魅力を弱めてしまうでしょう。空間の繋がりは使い勝手の悪い単調な空間を生み出しかねないのです。しかし、本住宅では、こうした問題を感じることはありません。部屋となる空間を不規則に繋げ合わせ構成することで各部屋の空間を確保されています。そして同時に部屋の間にあるベランダや庭が生まれ、普通のワンルームでは見られないような魅力的な空間ができあがっているのです。

屋内と屋外の繋がり

こうした不規則な構成は屋内と屋外の関係を特別なものにしています。箱と箱の間には凹みの空間が生まれますが、ここでは庭として活用されています。その庭に接する建物の部分にはガラス窓が取り付けられているため、庭はまるで屋内にあるようにも見えるでしょう。そして室内にいても屋外にいるような感覚を感じるかもしれません。ここでは屋外と屋内の境界が曖昧になっているのです。部屋と部屋が繋がっているように、屋内と屋外も繋げられています。このような空間のあり方こそが本住宅の大きな魅力と言えるでしょう。

多様性のある空間

「茶屋ヶ坂の家」で感じられるのは屋内であり屋外である空間。ワンルームですが、部屋のある空間。そしてシンプルであっても、複雑な空間。本来では相反する空間のあり方が可能となっています。このようなどちらでもある空間は、そのあり方を限定することなく多様性をもたらしてくれます。もちろん、その多様性は生活を限定することなく豊かなものにしてくれるに違いありません。

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