医療機関の建築、デザインアイデア、写真

  1. 控室: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  2. 検査室: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  3. 待合: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  4. 夕景: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  5. 待合: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  6. 秋元眼科クリニック東側外観: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  7. 秋元眼科クリニック入り口スロープ: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  8. 秋元眼科クリニック外観: 塔本研作建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  9. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  10. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  11. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  12. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  13. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  14. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  15. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  16. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  17. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  18. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  19. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  20. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  21. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  22. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  23. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  24. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  25. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  26. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  27. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  28. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  29. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  30. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。
  31. 松戸の診療所(無垢な診療所): 大畠稜司建築設計事務所が手掛けた医療機関です。

デザインの力で医療の場を居心地良く

高齢化社会が進む中、病院やクリニックの需要増加が見込まれています。基本的な機能面はさることながら、これからの医療機関においては癒しや居心地の良さなど、精神的な部分に重きが置かれるようになるでしょう。

しかし医療施設の建物は衛生面や効率面を重視しているため、無機質でどこも類似した構造になりがちです。健康な人が行く場所ではないため、どうしても暗いイメージがつきまとうもの。誰でも病院に行くときは不安になりますし、できれば行きたくない場所でもあります。

そういったマイナスの印象を解消するために、空間デザインは大きな役割を担います。一般の商業施設とは異なる特殊な環境ではありますが、デザインが与える影響は計り知れません。これまであまり医療業界で重要視されていなかった分野だからこそ、空間構成やインテリアにできることは未知数なのです。

視覚に訴え印象に残る外観

医師の技術や設備の充実はさることながら、外観によっても集患力は左右されます。第一印象の50%以上は視覚から得られるとも言われている通り、人を惹きつけるような存在感が必要。印象に残りやすければ集患率も高くなります。

ただしインパクトが強いだけではいけません。建物自体も広告媒体となりますので、周囲の環境との調和を図りつつも、信頼性を表現することが大切です。立地条件を活かしながらも認識しやすい看板サインなどで、独自のブランディングをアピールした外観が理想なのです。

また設計上のポイントとして駐車場の確保は必須条件。駐車場からのスムーズな動線や、車寄せしやすく雨に濡れないエントランスも利用しやすさに直結します。樹木を活用すれば外部からの視線を遮るとともに、患者の心理的ケアに配慮することもできます。

医療機関であるがゆえの空間構成

大空間構造として柱を極力排するつくりは、レイアウトが自由になり死角が少なくなるというメリットもあります。設備や内容の変化にも柔軟に対応することができ、手術室では可動性間仕切りの採用で術式に合わせてフレキシブルに設定が可能です。

患者との動線を明確に分離することで、スタッフの作業効率が格段に高まるケースもあります。通常であれば待合室や診察室のスペースを広くとりたいところですが、緊急時の避難誘導や感染抑制なども考えなければいけません。機能的にも優れた活用方法ができ、患者側もスタッフの慌ただしさを感じさせない配慮も取りいれましょう。スタッフにとって働きやすい環境は、結果的に患者への行き届いたケアにも繋がります。

火災時の避難経路などは建築基準法によって定められてはいますが、高齢者など体の不自由な患者には安全とは限りません。対策としては同フロア内に、耐火壁や扉で分断できる防火区画を設けること。救助が到着するまでの間、煙にまかれないよう一時避難エリアを配置すべきです。

内装づくりは色彩計画から

室内の印象を決めるのは床や壁、天井などの内装の色。白色は爽やかで清潔感のあるイメージですが、長時間見続けると目が疲れます。緊張感を高める効果もあるため、医療機関では純白を避けることが多いです。色彩学的には、自分の肌色の明度と似た色に囲まれると安心すると言われており、保護色となるアイボリーやベージュはリラックス効果が高なります。

色味やコントラストを活かした色彩計画は、快適性や空間認識能力の向上となります。さらに分岐となる交差点においても、注意喚起を促すことができます。病棟では各階のフロア別に、外来では診療科目別に色を決めるのも、より空間認知を高める方法です。

夜間の入院病棟では、トイレまでの移動において転倒や転落のリスクが高くなります。手摺を連続設置してアクセスをフォローできるよう、床頭側にトイレを配置すると安全性が向上。滑りにくい床材を選ぶことも事故を未然に防ぐための対策になるでしょう。

音のユニバーサルデザイン

反射音の違いによる空間認識は、聴覚に障害をもつ人に有効です。素材による吸音差、天井の高さや形状による反響は音のサインとなります。受付や待合室への誘導動線を配置する際に活用するのもいいですね。コルク材などクッション性に優れた床材は夜間の歩行音を抑え、入院患者の睡眠を妨害しません。

音声情報でエントランスやトイレの入り口を知らせる音サインも便利です。車椅子やベビーカーの阻害となる点字ブロックを敷設する必要がないため、より移動しやすい通路となるのです。男女それぞれのコーラス音を流し、単にトイレの入り口を知らせるだけでなく男女トイレを識別できるようにした施設もあります。

診察室の防音対策は患者のプライバシーを守り、治療中の音が待合室に届かなくなることで不安感を和らげることができます。レイアウトによっては待合室との間に充分な距離が取れない場合もあるため、間仕切り壁や天井に遮音性の高い断熱材を入れたり、扉は開き戸にするなどで対処を。BGMで音のカーテンをつくれば、落ち着ける空間づくりにもなり一石二鳥です。

照明がもたらす様々な効果

人は暖色系の光に安らぎを感じやすい生き物です。白熱灯や電球のような温かい色味の照明を待合室に採用すれば、患者に安心感を与えることができます。ダウンライトや間接照明も空間演出に効果的です。しかし顔色など患者の様態を正確に診断しなければならない診察室では、蛍光灯の鮮明な照明が適しています。

通路の手摺に照明を内蔵することで普段は常夜灯として、非常時は避難経路の誘導灯として機能させている試みもあります。避難方向を点滅で知らせてくれるので歩ける患者は自力で避難でき、スタッフの負担も軽くなるアイデアです。

また病棟の照明も時間帯によってコントロールすれば、生活サイクルのサポートにも有効。入院生活が長期化すると、時間感覚が麻痺して体内リズムに乱れが生じてくるものです。とくに寝たきりの患者は睡眠障害を引き起こしやすくなります。調光や調色可能な照明を利用するなどして、変化ある照明計画を目指すといいでしょう。